◇■ヘアケア何でもQ&A エトセトラ編■◇

Q. 私の耳垢はいつも湿っているんですが病気でしょうか?

A. 僕は、お医者さんじゃないから偉そうな事は言えませんが (^^;)病気ではありません。
湿った耳垢は日本人でこそ少数派かもしれませんが世界的に見れば多数派です。
意外に思われるかもしれませんが”乾いた耳垢”は寒さに対する”適応” だそうで、昔々日本人の祖先で大陸から渡ってきた人達が、
えらく寒い(氷河期)思いをしてきた結果、、扁平な顔、一重瞼、薄い体毛、胴長短足、 乾いた耳垢、、などの
寒冷地に適応した特徴を持ったそうです。。(湿ってると凍ちゃうから?)
ちなみに人種による 湿った耳垢(ウエット)の割合ですが
白人(97%) 黒人(99%)日本人(16%)だそうです(^^;)

Q.髪の毛は何のためにあるのにあるのですか?

A. ヒトの「髪」は何のためにあるのでしょうか? 大きく分けるとその理由は次にあげる3つであるといわれています.

1.身体の保護、保温、触覚などの機能

2.皮脂の分泌

3..装飾面で男性女性の特徴を表わす手段


では,上記の理由はどのように生まれたのでしょうか?

1.身体の保護、保温、触覚などの機能
 

毛髪は、外部から何らかの衝撃を受けた時のクッションになり、直射日光や、暑さ寒さから頭部を守ってくれています。
黒髪には有害な紫外線を吸収するメラニン色素が多量に含まれ毛髪があることによって直接紫外線が
頭皮に当たらないようになっています。それによって人間の大切な脳を守っています。
直射日光の強い熱帯地方や亜熱帯地方では黒髪が多く肌の色も黒いのはそのためです。  
また、眉毛・まつげ・鼻毛・外耳毛など、生えている部位によっては、汗・ほこり・虫の侵入を防ぐなどの機能を果たしています。
頭部の毛髪は頭部を守るだけでなく、身体に必要のない水銀、ひ素、鉛などの重金属を毛髪中に取り込み、
体外に排泄する機能も持っています。  ヒトも太古の原始人には、獣のようにこれらの機能を持った体毛が
全身に密生していたのですが、ヒトの進化とともに不必要な部分は退化してしまいました。
退化したとはいえ、今でも全身にうぶ毛としてその姿を残し,頭髪と同じような機能を果たしています.
人間が服を着るようになったのが,体毛が退化した原因ではないのでしょうか?

2.皮脂の分泌

皮膚の付属器である毛髪は皮膚内に皮脂腺という器官がついています。
皮脂腺は皮脂という脂肪分を生産し、それを毛孔から排出しています。 一般にこの皮脂は顔がベタベタするとか
若禿に関与しているとか、悪い印象を持たれていますが人間にとって大切な役目もしています。
それは皮脂という脂肪分が汗と混ざり合って、身体の表面に薄い膜を作りそのおかげで皮膚の水分蒸発を調整したり
皮膚に艶谷弾力を与えています。又、全体を覆う薄い膜は弱酸性で最近の繁殖を防ぐ役目をして皮膚を守っています。

3..装飾面で男性女性の特徴を表わす手段  

同じヒトでも、ヘアスタイルや髪の色を変える事で、
まったく違った印象を与える事が出来ます。古代エジプトの時代より、髪は美のシンボルとされ、
その時代にもっとも美しいとされる流行のヘアスタイル、髪の色が存在していました。
現在でも,髪はその人の特徴をあらわす大きな要因となっています.このように髪は、頭部の保護ばかりでなく、
装飾の面での役割も重要です. 恋人とのデートの前や,重要な式典の前に髪を整える人が多いですが,
これは,髪が装飾面で重要であるという認識がもたらすものです.


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