芸美会とは

全日本芸美会とは

師となる理容師を創る団体

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芸美会は理容師の育成・レベルアップを図る為に結成した理容研究団体です。
1927年に「理容は芸術であり、美術である」との理念を揚げ、 受け継いだ技術の継承と世界に通じる技術を研究しています。
また経営のプロから直接指導を受け、よりハイレベルな理容師になるべく邁進しています。
芸美会は、全国の理容研究団体の中でも最も歴史ある団体で、 現在静岡県から九州まで約500店・総数約2,000人の会員が所属しています。

会長あいさつ

理容と言う仕事は、髪と顔に技術を施すことで、人に喜びと美しさを創り上げる人間文化の役割を 持っています。
その思いを持っている理容師が、同じ志を持つ同志として集まり、交わり、学び合いたいという仲間として、豊かな人生を、全日本芸美会と言う集まりの中で、実らせて行きたい、と願っています。

西浦騎鶴

kaicho

芸美会三則

ハサミ

一つ吾等は 公衆保健衛生と人間文化の指導的使命の点から常に衛生思想の向上に努め、文化人として自然を愛し科学と芸術の研修に努めなければならない。

一つ吾等は 師として社会に立つために、人間五倫の道を。人間五常の徳を以て行動なし、その徳を修め、その徳を積まなくてはならない。

一つ吾等は 常に愛と誠に結ばれ、師たるの分を尽くし 接客業の本分を遵守し、 人類の文化と平和に貢献しなければならない。

沿 革

昭和 2年(1927)

「理容は芸術であり、美術である」との理念を掲げて藝美会を結成  山本顕治 会長に就任

昭和 6年(1931)

山本顕治会長、天皇ご調髪御用掛として宮内庁に出仕
西浦騎鶴 会長に就任

昭和 7年(1932)

斉藤隆一先生を大場秀吉先生の推薦で招聘し指導を受ける

昭和10年(1935)

井上博謹南洋薬物研究所所長指導にて毛生技術講習始める

昭和15年(1940)

電気バリカン刈込技術を導入

昭和21年(1946)

本部を青谷に移し全国研修会を再開、男子パーマ技術を指導

昭和24年(1949)

黒田祐弘氏第2回全理連全国大会に優勝する

昭和28年(1953)

総本部会館新築落成 第1回模範従業者講習始まる

第1回全国理容学術会議を香川県観音寺市にて開催

昭和30年(1955)

斉藤隆一先生、藝美会を去られる 黒田祐弘 「理容文芸」創刊

昭和32年(1957)

西浦騎鶴会長へ胸像を贈呈 後継者講習(青年教室)始まる

昭和39年(1964)

1月・総本部会館焼失、7月・新会館3階建にて再建

日本理容界で初めての二ューライン「オリンピア」発表

昭和40年(1965)

西浦騎鶴会長逝去。西浦正晃会長に就任

騎鶴を襲名 黒田祐弘、奥田幹治、徳田正男ヨーロッパ理容視察

昭和41年(1966)

久保田保雄、北尾壽義欧米視察、北尾選手世界大会出場

昭和 42年(1967)

全日本藝美会創立40周年記念式典

昭和43年(1968)

第1回青年部全国大会奈良県橿原市にて開催

昭和45年(197O)

世界チャンピオン・ヘルマン・トイス氏全国藝美会巡回指導

昭和47年(1972)

森嶌祥介、石田幸範、ウイーン理容留学第1陣出発

昭和53年(1978)

全日本藝美会創立50周年式典開催·神戸相楽園会館

昭和56年(1981)

北尾誠祥ウイーン理容留学に出発

昭和59年(1984)

北尾誠祥ラスベガスでの世界理美容大会でチャンピオン獲得

昭和62年(1987)

青年部全国電話通信ワインデイング500本巻コンテスト

平成 7年(1995)

1月阪神大震災にて、総本部会館倒懐

11月総本部会館新築落成式典・神戸国際会議場ホールにて

平成13年(2001)

東亜大学・全日本藝美会産学共同セミナー「髪と顔の文化」

平成18年(2006)

辻貢編集発行「コアフュール・ミッション」創刊

平成19年(2007)

全日本藝美会創立80週年記念式典 ・記念誌『感謝』発刊クラウンプラザ神戸にて

平成29年(2017)

全日本藝美会副立90周年証念·64回全国理容学会議 神戸メリケンパークオリエンタルホテルにて開催

1927(昭和2)年創立の全日本芸美会は、業界における全国規模の研究団体で
最も歴史のある団体で、現在 静岡県から九州まで約500店の会員が所属する理容研究団体です。

阪神淡路大震災

神戸震災

平成7年1月17日兵庫県南部地方を襲った、阪神大震災は震源地の淡路島はもちろん、神戸市や西宮市、その周辺に大きな被害を与えました。全日本芸美会総本部西浦会長や奥様ご家族の方はじめ、会員の方に怪我はありませんでしたが、総本部会館をはじめ、会員サロンに多大な被害を与えました。

神戸震災

その後、震災からわずか3週間足らずの2月6日に本部会館再建のための全日本芸美会震災対策本部』が設置され、全国を東西に分けて何度も連絡会議が開催されました。その間、本部研修会や青年教室も、滋賀県の辻 真一先生のお店をお借りして続けられ、会員の研修活動は中断されることなく行われて来たのであります。

1995.1.17午前5時46分以後夜明けと共に写真を写す

神戸震災

後々の証拠のため震災支援舞台奈良・滋賀の会員の皆さん。於:総本部前

あの、深い悲しみからわずか5ヶ月、全国の、会員各位の多大なる尽力を以て、
まだまだ傷跡深い神戸の町にあって平成7年11月13日神戸ポートアイランド・国際会議場・メインホールにおきまして全日本芸美会会館落成記念式典が執り行われたのであります。あの、大震災からわずか5ヶ月での復興は70年の歴史を持つ芸美会だからこそなしえたものであり芸美会三則にあります、”愛と誠の精神”ならずには、なし得なかったことでありましょう。

アクセス

電車の場合

JR山陽線 元町駅東口 北側出口徒歩5分

神戸市営地下鉄 県庁前下車徒歩5分

JR山陽新幹線 新神戸駅下車タクシー5分
(パルモア病院下がる)


お車の場合

京橋インターを出て北に5分